龍王 【完】
來斗も、匠も、俺も…企業の息子だからな…

で、しかも高校までしか俺達には自由がない。

匠は真帆の事を家に認めてもらった。

俺も両親に紹介しなきゃだな。

今日、萌佳に話してみよう。受け入れてくれたらいいのだけど…

萌佳を教室に送り屋上にいるとメロディが流れた。

俺の携帯の着信…

画面には【親父】と出た。

「はい。」

《斗輝、お前に縁談の話があるんだがどうするか?》

「お断りします。」

《またか?でもな。今回のは…》

「親父、俺には彼女がいます。彼女と将来一緒になりたいと思っています」

《・・・・》

「彼女しか抱く事もできませんし、親父の言う相手と結婚しても跡継ぎは望めませんがいいですか?
それに、俺は家より彼女の傍に戻るけど…
それでも、見合いさせるなら相手にもこの事伝えたうえで進めるんだな。きっと断わってくるだろうし…」
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