可愛く見られたくて・・・
職場に着くといつもと変わらぬ受付の女性の声―


懐かしいな…


楽しかった思い出や、辛かった思い出が

走馬灯のように駆け抜けた


私は職場のビルを母親に説明しながら歩いた


「私の職場は3階ね。

 エレベーター降りたらすぐ左に曲がって!

 2つ目の部屋…?

 『営業部』って確か書いてあったような…

 今までそんなに気にしたことなかったからなぁ。」


そう言いながら私は母親に誘導してもらった


「着いたわよ。

 『営業部』

 入るわね。」


「うん…。」


思わず唾を飲み込んだ

今まで何の気無しに通っていたオフィスが

私を緊張の渦に取り込んだ


みんなの反応…

とても怖かった
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