先生に片想い♡
車からおりてゆっくり歩く。

「大丈夫だよ。赤ちゃんがいてもあたしはめぐの見方だよ」

お兄ちゃんとかお母さんに怒られるんだろうな……

「早めに自分の体の事わかってた方がいいよ?」

わかってる。
だけど、足が動かない。
行きたくない………

「……あたしが買ってくるね」

そう言って莉奈がお店に入った。
赤ちゃん……いるの?
もし、いたらどうなんだろ?
いたら…赤ちゃん。
ごめんね…
こんなあたしが母親で……

「あたしがいなくていい?」

「……ありがと。」

そう言って買ってきてくれたものを受け取る。
大丈夫じゃない。
だけど、確かめるだけだから……

「頑張るね、莉奈」

そう言ってあたしは隼人くんの車へ戻る。
車で莉奈んちの前まで送ると少し遠回りのドライブ。

「何かあった?」

ドキッ…
あった。
だけど隼人くんに言えない。

「……ないよ(笑) バカな事聞いていい?」

「ん?」

「妊娠……してたら…どうする?」
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