八一ト



緊張した~~!!

知らない男の人と話すの
慣れてないからな……

優奈がいたらもっと
話が盛り上がってたんだけど

私には無理かな

無意識にベッドから立ってた
私はもう一度腰を下ろす

「佐々木 潤。」

また無意識にこの
言葉が出た

あの人…

いつも笑顔だったけど…


笑ってなかった

普通に見たらニコリと優しい
スマイルだけど

でも…なんか
辛そうな笑顔だった…

私のお母さんに似てた
笑顔だった




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