八一ト
私が編集室に入ると
何人かの人は集まっていた
でもまだ先生は来てないから
よしっと
私は一番端っこの
風景が良く見える窓辺に座った
新聞委員会なんて
どうしてなってしまったんだろう…
窓の向こう側に目を向け
今何時か知りたくなったから
黒板の方へ目をやったとこだった
……これは一番最悪なことかも知れない
黒板の方には
確か空 恋次って人が
怪訝そうに立っていた
あの人
いつもあんな感じなのかな…
もう少し
穏やかな顔にしたら良いのに
だからみんな恐がるし
寄ってこないんだよ