幼なじみ

高校受験も無事終わり、後は卒業式を待つだけの俺たち。

「克哉、ちょっと話あるから今から家に行ってもいいか?」

そうメールすると、すぐにOKの返事が来て、俺は克哉の家に行った。



「俺さぁ、雪奈のことが好きなんだ。」

いきなりそう切り出した俺をビックリした顔で見る克哉。

「克哉はさぁ、雪奈のことどう思ってんの?」

「雪奈は・・・大事な幼なじみだよ・・・」

まっすぐに克哉を見て話す俺に対して、目を逸らして話す克哉。

「じゃあさ、俺のこと応援してくれるよな?」

「おう・・・」

「克哉がそう言ってくれて良かった。俺、卒業式の日に告ろうと思ってる。」

「が、頑張れよ!」

「サンキュ!」
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