君がいた奇跡
「結衣、ごめん。
俺も泣いて良い? 」

結衣に尋ねた。



「泣かないなんて無理だよね」


俺は結衣と陽子さんと肩を寄せ合って、泣いた。




葬儀の時の悲しみの涙ではない。


ハルがこんなにも思ってくれていた事に対する嬉し涙だった。



ハルが遺してくれたプレゼント。



手紙を大切に封筒の中に仕舞った。




ありがとう、ありがとう。


何度言っても、足りない。



ハルに人を愛する事の素晴らしさを教えてもらった。



初恋がハルで良かった。


心からそう思った。
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