笑顔
初恋
ドクン、ドクン、ドクン

学校に着いた時から、

自分でも聞こえるこの心臓の音。

そして、等が来た。

ドキッッッ!!!!!

凄い反応をしてしまった。


『おぅー等はよー』

クラスの男子が、等にそういっていた。

『はよー』

等は、そういった。

あたしは、等を、じーっとみていた。

『にいーッ』

Vサインをして、あたしに向かっていってきた。

可愛い…。

一瞬、そう思ってしまった。

『夏希ッ!!もしかして、初恋しちゃいましたかッ??』

美紀が、からかってきた。

『やッ…違うもん!!』

強く否定した。

だって…?

わかんない…

でも―…

本当は好きなのかも…

だって…

等と一緒にいると、

楽しい?

から…?

でも……それは、

理由にはならない…


でも…好き…

大好きなのかもしれないよ…

まだ…分からないけどね―?

< 6 / 8 >

この作品をシェア

pagetop