運命を変えるため。
不思議な彼女との、すれ違い。

 高校入学初日、彼女が出来た。

 彼女の名前は新山明日香、俺より一学年上の二年三組に属する、あくまで普通の女子高生である。
 多少強引で、多少不思議なことを言い出す癖はあるが、あくまで普通の女子高生。

 付き合うに至るまでは、不思議な雰囲気に気圧されると同時に、普通では有り得ない状況に翻弄されっぱなしで、あまり意識はしていなかったのだが、晴れて俺の彼女となった明日香は、意外に美人でもある。

 小説や漫画で形容されるような、絶世の美女という程ではないにしろ、大きな瞳や笑った時に見える八重歯、高校二年生にしては豊かなバストに、短く弄ってあるスカートから覗いている白くすらっと伸びた足など、彼女を美しく、それでいて可愛らしく見せる要素はたくさんある。
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