ルチア―願いを叶える者
「ふふっ…紳士はまず自分から名乗るのよ?あなた王子様でしょ一応」
「!!!!…俺が王子だと何故わかる…?」
「分かるわよ、その青…」
目の前の少女はシェスの髪を指差す。
「忘れもしない、憎いルアーネの血族…」
『…私の大切な片割れを籠に閉じ込めた汚れた血をひく者共…』
「私の…片割れ……?」
それって一体………
「あら、あなたには私の心の声が聞こえるの?」
少女は不思議そうに小首を傾げる。