私を見て。
「優っ‥!;おいコラ!!優!!」


「ぅわっ‥!!;わりぃ;」

俺がそう言うと
真哉は俺の腕を
掴んで‥



「お前なぁ‥;さっきから宝の事見すぎ!;まだ好きなのは知ってるケド‥;それぢゃあ宝の為になってないだろ‥;」



真哉の言う通りだ‥。







でも今
アイツが何してるのか‥
とか。どんな風に
笑ってるのか‥
とか‥。
気になって
しょうがないんだ━‥







「まぁお前がもう一回やり直したいなら、手伝ってやっても良いけど?ニカッ」

真哉はホストみたいな
中学生だ‥。
綺麗な顔立ちなのに
笑った時の八重歯が
特徴的だ━‥







「優‥。俺、お前が本気ぢゃないなら俺が宝を奪うケド‥?」


真哉は今までに
ない真剣な顔で
言ってきた‥。








本気に決まってる━‥






けど━‥









俺には宝を
幸せにできない━‥









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