ウィークポイント
スイートルームにて…
スイートルームは濃い茶のインテリアで統一され

間接照明でシックな落着いた雰囲気を醸しだしている

リビングフロアにはゆったりとした優雅なソファ

その正面の壁は上から下まで一面ガラス張り

大都会の夜景が遠くまで見下ろせる

その前にわたしを立たせ後ろから包むように抱く彼

うなじに感じる彼の吐息「フッ・・」

首筋、肩へのくすぐる様なキス

「アァ~ ウッ…」疼く私のカラダ


彼の手が羽を持った天使の様にわたしの背中を舞う

いつまでも疲れることなく踊り続ける彼の手

やがて眩暈を覚え、彼に抱きとめられた私

スイートルームに入って初めて聞く彼の声

「ソファで飲みなおす…? それとも奥に行く?!」

「おね…がい…おくに…!もう…ダ・メ 焦らさないで…!」

「でもそれがおまえの好みだろ!敏感な背中で焦らされるのが…!」

「あ・な・た・おねがい・・はやく熱い身体を鎮めて!」

「わかったよ!もう前戯は充分だね…!
 この後は俺もたっぷり楽しませてもらうよ!」



・・・誘蛾灯のように奥のベッドルームにいざなわれる男女・・・


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