二人の愛をうけとめてください
二人の愛をうけとめてください
両頬にキスをされた。そして、1人の唇はは私の耳に、もう片方の唇は私の鼻の頭にキスをする。

「……今日は、タカヤからキスをする日ですね」
「そういやそうだったな。んじゃ、遠慮なくキス、するぞ」

タカヤは最後に告げた言葉は私に向けられたもの。頷こうとする前に、タカヤは私の顎を掴み、唇にキスをした。普段は不良のような態度を取るのに、彼のキスはとても優しい。

「全く、いくら双子だからと言っても、キスをするところを見せられると妬いてしまいますね」

耳元でそっとタクヤがささやく。そのささやきに背筋がゾクゾクし、頭がクラクラする。相変わらず、彼の声は媚薬のようだ。
キスをしているタカヤは私の口の中に侵入し、舌を絡ませてくる。たっぷりと私の口内を堪能し、ゆっくり唇を離した。
お互いに紡がれた銀の糸が切れる前に、強引にタクヤがくちづけする。

「おいおい、こっちがせっかく気持ちよくキスしたのに。それをかき消すようなキスをするなよ」

タカヤの抗議を聞かず、タクヤは荒々しくキスをする。外見は物腰柔らかそうなのに、中身は意外と強引だ。
タクヤもタカヤと同じように私の口の中を十分に堪能した後、唇を離す。

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