悪魔のようなアナタ ~with.Reiji 2~



「……ぁあっ……」

「……力を抜いて、灯里……」

「……っ」

「灯里、ダメだよ、……っ、そんなにっ……」


玲士の瞳が切なげに細められる。

何かを必死に耐えているかのような色を帯びた凄艶な表情に、灯里は受け入れている部分がピクッと震えるのを感じた。

とたん、玲士が灯里の両肩の横に肘をつき、大きく息をつく。


「お前、……っ、おれを溶かすつもり?」

「……っ」

「いけない子だね、お前は?」


熱に狂ったような言葉とともに、体を激しく揺さぶられる。

熱いものが灯里の体の奥を暴き、蹂躙し、深く貫く。

灯里は湧き上がる快感に身を捩らせながら羞恥に顔を赤くした。


玲士に抱かれたあの日から、自分の体は変わってしまった。

愛されることを知り、快楽を知り……。

今は与えられる快楽にただひたすら翻弄されている。


「そんなお前に溺れてるおれは、もっと救いがないのかもしれないけどね?」

「……っ、玲士っ……」


< 171 / 222 >

この作品をシェア

pagetop