私立凰華学園

その音色が止んで一瞬の静けさがこの教室を支配する。すると自分の頬に一筋の涙が伝った。

そのせいか頬は濡れていて。私は慌ててその涙を拭った。

何故だろう、何処か揺さぶられるこの音楽を私は覚えているような。

けどもそれを思い出す手段も浮かばない。思いだそうとするたびに胸に靄がかかって思い出せないのだ。

けど間違いなく、彼の音色を自分は聞いたことがあるのだ。
< 14 / 14 >

ひとこと感想を投票しよう!

あなたはこの作品を・・・

と評価しました。
すべての感想数:0

この作品の感想を3つまで選択できます。

この作家の他の作品

公開作品はありません

この作品を見ている人にオススメ

読み込み中…

この作品をシェア

pagetop