お兄さんがお医者さん
退院
病院では、朝と夕方に診察をうけて、食後にはきちんと薬飲んで、寝る前には吸入もしてる。
基本的に安静にしてるし、ベッドで勉強したり本読んだりはしてるけど、動き回ることもない。
週末、また、外泊したいって言ったけど、今回はダメだった。
どうやら、前回はお兄ちゃんがいたから許可されたみたい。この週末はお兄ちゃんは学会があるとかで不在。診察も他の先生が来てる。
退屈だなぁって思って、病院の売店に行ったあと、中庭と屋上をフラフラして時間をつぶした。
屋上で読書していたら、寒くなってきて、病室に戻った。

ベッドにいたら、眠くなってきて、ウトウト寝てた。
「まりちゃん?しんどい?」って声がして、目をあけたら、女の先生がいた。
「ううん・・・」
「ちょっと、熱計るよ〜」って体温計を挟まれた。
ぼーとしてたら、体温計がなって、先生が取って見てた。
「まりちゃん、ちょっと熱があるよ。診察するよ・・・深呼吸できる?・・・はい、いいよ。ノド見せて・・・口開けて・・・はい、いいよ。ちょっと、風邪ひいちゃったかな?今日の昼間、病室にいなかったよね?どこいたの?」
「えっと・・・売店にいって、中庭によって、屋上にも行きました。」
「寒かったかな?今日は、熱あるから、もう、外には出ないでね。安静にしててね。」
って部屋を出て行った。
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