二重人格神様
「知っているわよね?人間界にいる人間の命に干渉するのは、犯してはいけない禁忌だと」
「フェイラン様…ぐっ」
ドンッと地面に顔を押し付け、苦しそうに顔が歪む
「気安く名前を呼ぶな。禁忌を犯したお前らに呼ばれなくない。それより早く言えよ、ライ」
「………」
ガラッと、フェイランさんの雰囲気が変わった
女性らしかった言葉が乱暴になり、声も低い
あの、老人よりもその雰囲気に寒気がはしる
「ほら、口を割れよ。いつまでも黙っていれば、苦しいだけだぜ?」
「う…くっ」
「まぁ、言わないなら、お前もあの女も…同罪で牢獄行きだな…前々からあの女はうざったかったんだよ」
「………」
「主が見逃せと言うから、見逃していたが…今回は…違うよな…ライ」
頭をさらに押し付け、その残忍すぎる行為になんだか胸が痛む
襲われ、危ない目にあった…でも…なんか…
・