二重人格神様






「知っているわよね?人間界にいる人間の命に干渉するのは、犯してはいけない禁忌だと」



「フェイラン様…ぐっ」


ドンッと地面に顔を押し付け、苦しそうに顔が歪む



「気安く名前を呼ぶな。禁忌を犯したお前らに呼ばれなくない。それより早く言えよ、ライ」


「………」



ガラッと、フェイランさんの雰囲気が変わった


女性らしかった言葉が乱暴になり、声も低い



あの、老人よりもその雰囲気に寒気がはしる


「ほら、口を割れよ。いつまでも黙っていれば、苦しいだけだぜ?」


「う…くっ」


「まぁ、言わないなら、お前もあの女も…同罪で牢獄行きだな…前々からあの女はうざったかったんだよ」


「………」


「主が見逃せと言うから、見逃していたが…今回は…違うよな…ライ」



頭をさらに押し付け、その残忍すぎる行為になんだか胸が痛む



襲われ、危ない目にあった…でも…なんか…



< 66 / 460 >

この作品をシェア

pagetop