不思議電波塔



『四季たち、君の仕掛けたトラップ、気づき始めるよ。どうするつもりなの?』

「あ?そんなもん、突破出来る力があるなら突破するだろ。生き物なんてもんは生きたい気持ちが強いかどうかで決まるところって絶対あるだろ。僕の仕掛けごときで帰って来れないんじゃ、元々あいつらに生きる価値がなかっただけの話じゃないのか?」

『僕は突破する方に賭けるけど。僕が勝ったら、この身体は返してもらう。どう?』

「ふん。賭けか。面白い。いいぜ。なら、僕が勝ったらお前が出て行けよ?」

『いいよ』



     *



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