年下の不良くん
第四章
「はぁー?!?!
付き合うー?!?!」

「ちょっ…!!声…!!」

次の日の昼休み、昨日の出来事を話したらこのざま…

「あ、ごめん、つい…」

周りが何事かと視線は向いたままが、私達の話止まらない

「りりかさぁ、事の重大さわかってる??
相手は学年1の不良だよ??
しかも、まだ数回しか会話した事ない人って…」

彼女は大きな溜め息をつき、お弁当のウインナーを一口かじった

「けっ、けど、困ってたみたいだったし
いい人だし、いいかなって…」

女除けがどうのこうのって言ってたし…

それに、私の料理、美味しいって言ってくれた

「あのね、付き合うってボランティアじゃないの
お互いに想い合って、付き合うものなの」

優美の言葉があまりにも正論で、返す言葉に詰まる

「本当、りりかのお人好しすぎるとこ心配だわ
この間の文化委員の事だって、先生が困ってたからって、やりたくもないのに引き受けてさ」

「ごめん…」

「謝らない!!
どうせ今回も、“こんな私でも役に立てるのなら”って思って付き合ったんでしょ??」

「…うん」

流石、親友には私の考えはバレバレだった




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