甘いささやき
第一章 出逢い

幼なじみ

出逢いは今からずぅと前。

11年前。

春になったばかりの日。

親に手を引かれて泣きながら私の前に現れた。

泣きじゃくった真っ赤な顔。

「ほら、二人とも挨拶は?」

その子の母は二人を前に出して言った。

「ぁ、あいはらぁけい・・・です。」

「だ、だいすけぇ・・・・」

泣きながら消えてしまう位ちっちゃい声で言った。

私は笑顔で答えた。

「あたちはかほだよ。いっぱいあそぼぉね!」

それ一番最初。

私達の出逢い。

< 1 / 2 >

この作品をシェア

pagetop