Buring&Love





「はぁ・・・。」




溜め息を漏らすと幸せが逃げると
知っていながらも盛大な溜め息を漏らす。




(つかれたー)




あたしは駅のホームのベンチに
腰を下ろし、足を圧迫するパンプスを
軽く脱いで、楽になる。





天気予報が梅雨入り宣言し、
湿度と温度が急上昇して、
雨が降り続けるこの時期。




低気圧がものすごく発達する。




まぁ、よく分からないけれど。








♪♪♪





聞きなれた音がホーム内に木霊し、
あたしの自宅までのお足が到着する。





けだるい体を起こして、電車の「開」ボタンを
何気なく連打する。






ようやく開いたドアに身を滑らすようにして、
乗り込み、ぶらぶらとしていると運よく空いている席を見つけた。



< 66 / 135 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop