お姫様は最強です
デートスタート☆

~結奈side~





 竜也の顔を見ると、とても申しわけなさそうな顔をしていた。

「竜也、そんな顔しないで?私実は寝坊しちゃって、来たとき約束の時間過ぎてたから、お互い様だよ!」

 竜也が来てくれてすごく嬉しくて、めちゃめちゃテンション上がってるんだから!

「よしっ、お買い物行こう!ほら竜也、こっちこっち~。」

 私が笑いながら竜也の手を引くと、竜也が少し赤くなりながら笑った。

 よかった、笑ってくれた。

「結奈、どこ行く気だ?」

「えっとねぇ……服が欲しいからデパートにでも行こうかと。」

 ほんとは行くとこ決めてなかったなんて言えない。

 竜也といられるならどこだって楽しい。

 でも買い物に付き合ってって言ったから、どこ行きたいか決めてなかったらおかしいよね?




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