お姫様は最強です

~竜也side~






 はぁ、だり~……。

 昨日は結奈がうちにきてマジでビビったな……。

 母さんは母さんでなにか企んでるし。

 本人は隠してるつもりだけどバレバレ。

 まっ、気にするとねぇか。

 いろいろなことを考えながら歩いていると教室についた。

「……ほんとになにも……「あぁ!竜也君が来たーーーー!」

 !!!

 な、なんだ?

 ビックリしたじゃねぇか!

「よ~し!結奈が白状しないから、竜也に聞くわよーーーー!」

 は?!

 なにをだよ!

 今来たばっかりだからわけわかんねぇよ!

「突撃ーーーー!」

 うわっ!

 来たよ!

 ユリのかけ声と同時に、数人の奴らが俺を囲む。

「竜也!結奈と何したの?!」

 は?

「結奈が家行ったんでしょ?」

 何で知ってんだよ。

 結奈に聞いたのか?

「知ってるのは見たからだよ。」

 俺の心を呼んだかのように言ってきたユリ。

 何で俺の思ってることわかったんだ?

「声に地味にでてる。」

 そういうこと。

 地味にでてんだ……。



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