お姫様は最強です

「…あっ、そっ、な、ならいいけど……。でも、もし俺が悪いなら絶対言えよ？わかったな？」

　俺は結奈の目を見てそう言った。

「うん！わかった！でも、あんまり言いたくないから意地悪しないでね～。」

　……。

「わかった。あんまりしないようにする。」

　俺はニコッと笑いながら結奈に言った。

「……っ//！う、うん…//。」

　何で赤くなんだ？

　熱か？

「結奈？顔赤いぞ？熱あんのか？」

　俺がキョトンとしながら聞くと圭人も結奈の顔を覗き込んだ。

「ほんとだ。真っ赤じゃん！あっ、もしかして竜也の笑顔に悩殺っ…ぐぇ！！」

　結奈が圭人を睨みながら腹にパンチを一発。

　……結奈、強くなったな…。

「…ゆ、結奈ちゃん……けっこう暴力的…だ…ね………。」

　圭人死にかけてねぇか？

「圭人くん？今度変なこといったらもう一発ね♪」

　恐ろしい～～～！！

　見てるこっちがこえぇよ！