お姫様は最強です



「……結奈。」

 竜也に呼ばれた。

 振り返ると、竜也は小指を私のほうに向けていた。

「結奈。買い物絶対付き合ってやるから。約束。」

 竜也……。

「……顔赤いよ?」

「うっせーー!それより早く指だせ///!」

 ふふっ…。

 照れちゃって♪

 そう思いつつ私は小指を出した。

 竜也はそれに自分の小指を絡めて……。

「約束な……。」

 そういって微笑んだ……。

 かっこいぃ……///

 私は顔を真っ赤にして竜也と同じように笑った──。


< 95 / 335 >

この作品をシェア

pagetop