狐ノ巫女
「“生贄”……」

光君は、そう呟いた。
私は、それを黙って見ているだけ。

「ねぇ。ついていってみる?」

私は聞く。

「あぁ。」

光君は、意味もない背伸びをした。
そして、歩き始める。
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