狐ノ巫女
あの日、光君がスーシー先生の脈をはかった。

「死んでる……」

光君は私の方を見た。
私たちは、どうすることも出来ない。

「スーシー先生…!」

私は泣き崩れた。
光君は、ため息をつく。

「あの巫女は…!?」

私たちが気づいた時にはもう遅かった。
逃げられたのだ。
< 25 / 62 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop