光の射す方へ
両親やおばあちゃんは、私にお金を残してくれたけど、
私は学校を辞めた。
そして、おばあちゃんの家を出て、今のアパートへと移った。
『海賊』で働くようになるまでは、私も、いろんなバイトを転々としていた。
『海賊』で美月と出会って、私はまた、笑える様になったんだ・・・。
同じ時期に入った、同じ歳の美月は、とても、輝いて見えた。
短大生の美月は、彼氏もいて、友達もたくさんいた。
もちろん、両親も。
羨ましかった。
.