光の射す方へ




「この子は誰の子なの?この子の父親は誰?」



「・・・歩太だよ・・・」



「リカが今、1番会いたいのは誰?」



「歩太だよ・・・」




「リカが愛しているのは誰っ!?」



「歩太だよっ!


歩太だよ!歩太だよっ!歩太だよっ!




愛してるのも、傍にいたいのも、幸せにしたいのも、



全部、全部、歩太だよっ!!」




私は、ずっと言えなかった、言いたかった言葉を叫んだ。




「だったら、関係なくないじゃん・・・」




美月は、優しく笑って、涙を拭ってくれた。




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