光の射す方へ


私の声に、歩太はゆっくり振り返った・・・



「圭太が言った事、気にしないで・・・


・・・違うから。


同情なんかじゃないから。」




歩太は、とても冷たい目をしていた。



「あゆ「もう、ほっといてくれ!」・・・」



歩太のその目は、造り物の様で、


世の中の全ての物を


拒絶している様だった・・・。




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