光の射す方へ



・・・同情。

全くないと言ったら、嘘になるかも知れない・・・。




歩太を傷つけた、後ろめたさ・・・。

きっと、それも否定出来ない。





でも、1番大きく感じているのは、もっと違う気持ち。





・・・寂しさ。


歩太と話せない・・・。

歩太と目が合わない・・・。

歩太が笑わない・・・。


踏み込む事を許してくれない・・・。




あの夜の、歩太の目は、完全に私を拒絶している目だった・・・。




.
< 50 / 254 >

この作品をシェア

pagetop