光の射す方へ




歩太は、すぐに来てくれた。



私は歩太の姿を見つけると、歩太の胸に飛び込んだ。




「歩太・・・、来てくれないと思った・・・。」



歩太は、何も言わず、抱きしめてくれる事もなく、

ただ、そこに立っていた。




「圭太の言った事はホントに気にしないでっ!

誤解してるだけだから・・・。」




「・・・もう、慣れてる・・・。」



歩太の顔を、見上げると、歩太は寂しそうに笑った。




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