地球の三角、宇宙の四角。
かなくんに求められるがまま、唇をあわせた。

舌がぬるりと入り込んでくる。その舌を受け入れる。

そのままベッドに倒れ込んで、病院だというのに私は全てを受け入れた。

下から見るかなくんの顔は老人を殴りつける男のようだった。


< 85 / 232 >

この作品をシェア

pagetop