夏とおじさんとアイスクリーム


若い男は、分かりましたと言いながら癖なんかなかったと言って来たが僕は、まだ本格的に市販されてない実験段階だから一応何かあったら知らせてよと軽めに言っておいた。



若い男は、それは、分かったが手に入ったらぜひとも教えて下さいと言い多少高くても買いますからと熱心に言ってきた。



僕は、分かったと言って携帯を切った。


体調の変化など有れば連絡が入るだろうと思った。



キイチと会うまでにゴシップ雑誌の若い男から何度も連絡が入ったが体調が悪いとかでは、無くて逆に体調が良くなったと言う事を言って来てまた手に入ったらぜひとも教えて下さいと言う連絡だった。



僕も最近体調がかなり良くなっていたし何だか肌の張りが若い時のようになり抜け毛も全く無くなっていた。



アイスクリームを美味しくする為に体調を整えるようにしている為かそれともアイスクリーム自体が身体に良いのか分からないが相乗効果だろうと僕は、思う事にした。



キイチと日曜日に公園で会った。



ママ大佐は、僕にキイチのジャンパー等を渡すと何時に迎えに来るからだけ言うと車に乗って去って行った。



僕は、色々聞かれたらどうしようと思っていたがママ大佐は、僕の血縁関係恐怖症を信じてるようで気を使ってるようだった。



僕は、走り去り去る車見ながら、すまぬ大佐いや妹よと心の中で思った。



キイチは、はしゃぎながら僕の足に絡み付いて来た。


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