初恋 ~幼馴染みへの恋~

作戦 ~side. 渓斗~


さっきまで、??でいっぱいやった流樹の顔つきが変わった。


「流樹~?」

俺は流樹に声をかける。


「渓斗、悪いけど、悠は渡されへん。

俺も告白さしてもらうわ。」

流樹が言った。


「そっかぁ~…

まぁ、結果は悠ちゃんが出すことやし?」

俺が言った。

流樹は「せやな。」と返す。


「ぁ~…でもあんまし、勝てる気、せぇへんわ…。

俺、勉強でもスポーツでも、女でも、流樹に勝てたことあらへんもん。」

俺が言った


「そんなことあらへんで?」

流樹が言う。


本間やで。

勉強かて、スポーツかて、流樹には勝たれへんかってん。

まさか、初めて好きなった子ぉまで取られるとはなぁ…

流樹、頑張りや。

俺はもう、この勝負、負けてもうたから。


『悠ちゃん、俺、悠ちゃんの事、好きやねん。付き合って?』

俺は勇気を振り絞って言った


そしたら、悠ちゃんは俯いて『ごめんね…私…柳くんとは付き合えない…』って言った。


知ってたで。そんなん。

これは諦めるための告白やねん。


『そっか、聞いてくれてありがとうな。

あと、これからも友達として仲良くしてや?』

って笑っていった。


知ってても、失恋って辛いなぁ…。


悠ちゃんは『ありがとう。』って言った。


あぁ、この子、本間にモテるんやな…。


その『ありがとう。』は俺に対しての『ごめん』と『そう言ってくれてありがとう。』って意味なんやろ?



< 119 / 128 >

この作品をシェア

pagetop