『若恋』若恋編




慣れないりおを抱く。


心が求めるままりおを抱く。



ぴくっ


「…っ、」


くちびるを重ねる度に、腕に抱く度に、りおの白い花の香りが強くなる。





「……っ、」







「あいしてる」





…―――もう逃がさない





逃がさない








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