俺様教師の甘い罠




「 ごめんね、澪・・・ 」




結花ちゃんが熱を出した。
やけに顔が赤いな、とか
触れた手が熱いな、とは
思っていたけど・・・




「 38度で学校に来ちゃだめだよ・・・ 」




そんなに高い熱があるなんて
私は知るはずもなくて、
だけど”ダルい”と言う彼女を
半ば無理矢理保健室に連れて行ったのは
正解だったな、とフラフラな彼女を
玄関まで送りながら思った。




「 結花ちゃん大丈夫? 」


「 ん~ 」


「 ・・・大丈夫じゃないね・・・ 」




私よりも20cm身長が高い結花ちゃんを
支えながら歩くのはちょっと辛くて
だけど私がしっかりしなきゃ、
・・・・倒れちゃう。




「 澪、辛いでしょ? 」


「 ううん?大丈夫! 」


「 ・・・でも、汗かいてるし 」




そんなことないよ、と笑って見せるけど
実は結構辛かったりする。





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