【完】好きになんてなるワケないっ!!
「……仁、帰ったんだな」
すると、神谷くんがリビングから出てきた。
「中山仁に言えなかった……本当の私の気持ち」
「え?」
「ちゃんと……中山仁の気持ちには答えられないんだって言わなきゃ……中山仁を傷つけるだけなのに……」
俯く私の背中を神谷くんが撫でた。
「まぁ、いいんじゃね?時間はまだあるんだし」
「うん……」
でも、できるだけはやく言わなきゃ……。
中山仁のあの苦しそうな表情、もう見たくないもん。