【完】好きになんてなるワケないっ!!





「ん」



すると、神谷くんはスプーンでお粥を少しすくって私の口もとに近づけた。



「え……?」




「俺が食べさせてやるから口開けろ」




「だ、大丈夫だよ!?1人で食べられるし!」




「今日くらい、甘えろよ」



神谷くんの行動1つ1つにドキドキしてしまう私は、異常なほどに神谷くんが好きみたいだ。



「お言葉に甘えて……」



私はドキドキしながら小さく口を開いた。
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