好きにならないで。

遥翔side


「ありがとう……遥翔。
大好きだよ

バイバイ」



麻遊はそう言って電話を切った




今日、やっぱりなんかあったのか?




胸騒ぎがする





ヴーヴー…



携帯のバイブ音が聞こえた


短さからして恐らく、メールだろう





送り主はーーー麻遊




さっきメールしろって言ったからな



―――――――――――――――――――――――――――


麻遊です



遥翔……やっぱりあたし、あんたの事嫌いみたい。


だから、別れて


バイバイ



――――――――
―――――――――――――――――――



は?


別れて…?




俺が、お前を手放すわけがない





俺…どうすりゃいいんだよ





なぁ…麻遊



お前本当に俺の事が嫌いになったのか?


さっきの電話で言った事は嘘なのか?





俺は、別れたくねぇよ…




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