[SS]私達親子以上


瀬戸口さんは帰り馨と2人きりに



「手…本当に大丈夫?」



「うん。お袋、警察に捕まった」



「ごめんね」



「いやっ、茉こそ体大丈夫か?」



「なんとも…」



何故か気まづい。



「お腹触って良い?」



「実感無いけど、どうぞ」



「俺の妹か弟か」



「う……ん…」



「いつか…本当にいつか俺が“親父”って呼ばせて良い?」



「!?」



「ま!!いつかな」



「馨…いつか私と一緒に裏切ってくれる?恵さんや瀬戸口さんをも」



ギュッと抱かれた。



「初めから裏切ってるよ」






この先、茨の道のりだけど貴方と一緒なら……。












週末


″ピンポーン″



「はぁい♪」



「お届け物で〜す」



ドアを開けてビックリ



「ニャン?」



「高城恵さんからのお届け物です」



猫が宅配された。



「カワイイ」



馨はマンションの荷物を運ぶって一旦帰った。



夜になり



「タダイマ〜」



馨…



「おか「茉誕生日おめでとう〜♪はいっプレゼント」



親子だね



笑ってしまった。
泣いてしまった。
幸せでイッパイです。



end
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