Material Boy
「やりますね。鮎川主任。」

山根と安藤が

牧口さつきと入れ替わるように入ってきた。

「あ、ごめんなさい。

 私、あんなこと言える立場じゃないのに、

 恥ずかしい。

 なんか頭に血が上っちゃって。」


「いやいや、見直しましたよ。

 正直、鮎川主任大人しすぎて大丈夫かなって思ってたから。」


「失礼だな山根!主任は結構バリバリなんだぞ。」


「恋する男の色眼鏡は信じられないからな。」


「うるさい。」


安藤と山根のおかげで、少し楽になった。

さて、ハッタリで済ませるつもりはないけど、

どうしたらいいだろう。



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