Material Boy
ピンポンピンポン!!

ドンドンドン!


「う、うるさいなあ。」

朝早くからけたたましくなる呼び鈴とドアを叩く音で目が覚めた。

原因は思い当たるだけに腹立たしい。

「何ですか、朝っぱらから。」

「水も出ないし電気もつかない何とかしろ!!」

カチャ

「しょうがないですね、昨日のうちにやっとかなきゃだめじゃないですか。

 とにかく今日は家の使ってください。

 ちなみに電気はブレ-カ-上げれば使えますよ。」

はあぁ、

早くいったら手配してあげたのに…

さすが室長こういうとこには気が回らない。

この間まで高校生だものね。

野乃はトイレに飛び込んで行った遥火を気の毒に思った。
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