+MYSTIC love+
「多喜ちゃん、ちゃんと寝てるの?遅くまで起きてちゃダメよ?」


食卓に並んだ、あったかいお味噌汁に口をつける。


母の言葉に、うっと詰まりながら


「ご…ごめん、気をつける…ね?」


「勉強もいいが、学生の時は、睡眠をきちんととらなきゃイカンぞ」


新聞を広げながら、父がぼそっと呟く。


「お父さん、新聞はあとにして食事とってくださいな」


母の言葉に、すまんと口にした後、新聞を閉じる父。
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