うさぎ と くま の物語 (完)
 

「………片岡」


「はい?」


私が見上げたのと同時に、暗くなる視界。


「…誰にも渡さないから」


「――――っ」


………ほんの一瞬。


うさぎは、クマに。


襲われました。


私は、篠田センパイに。


唇を奪われました…。


その結果…


私も、そして、篠田センパイもきっと…


顔が真っ赤でしょう…。

 
< 115 / 122 >

この作品をシェア

pagetop