息が止まるほど愛して欲しい


「……やめてっ!!……だから…………でしょ!?」



…?
蒼太の母が叫んでいるのが聞こえた。


「……」

叫び声にはしだいに大きくなっていった。

「どうしちゃったのよ蒼太!!そんな子じゃなかったでしょ!?瑠花ちゃんに彼氏ができてから変よっ!?」



「知らないよ!なんだっていいだろ!?俺だっていつまでも子どもじゃないんだよ!!」


破裂音が響く家では何がおきているんだろうか。




蒼太と蒼太のお母さん、あんなに仲がよかったのに…





-ガラスと光を「砕けば溶けて」輝きを失っていくだけなのか-
第四章
終わり
< 16 / 47 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop