息が止まるほど愛して欲しい





…私はそれほどに蒼太を愛しただろうか。


現に彼がサイコパスであることにすら気付かなかったのに。





「彼にとっても、周りにとっても。あなたが側にいることが精神的に安定するでしょう。梶谷さん一家が鬱だと勘違いしてしまうほどにあなたは彼を強く否定してしまったのです。それによって彼は暴れてしまった。」





蒼太がサイコパスになったのは、私のせいなんだろうか……





-黒く染まる世界に見えるものはあるのか-
第1章
終わり
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