神様に私の全部を奪われた。【番外編】
「………あ」
そしてそのまま、私の肩にコツンと頭をのせフウさんは目を閉じてしまう
「……もう」
フウさんってば……最近のフウさんは私が休憩中になると、こうやって私の肩にもたれるのが当たり前になってきてる
少しだけ、重いけれど…フウさんが私に心を許してくれる事が嬉しくて
つい、許しちゃう…
そんな様子を眺めていたトールさんは腕をくみながらため息をはく
「オーディン…凜様にべったりだな」
「あ…はは。でも、嫌じゃないんで、大丈夫ですよ」
「ふーん、まぁ…それならいい…けどよ」
何か腑に落ちないのか、首を傾げながらトールさんも腰をおろす
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