神様に私の全部を奪われた。【番外編】




「………あっ」


「しばらく、出来そうにないから」


「…もう」


二人の時は、そうゆうキスはダメって言ってるのに…



まぁ、しばらく会えないんだし…いいか



「気をつけてくださいね」


「…わかってる。じゃあな」


「…はい」


身体をはなし、紫音さんに手をふると彼はもう一回背後の二人を無表情のまま睨み付け



そのまま、部屋を出ていってしまった










「…はぁっ…やべぇ…変な汗をかいたわ」


ドサッと座り込みトールさんが額の汗をぬぐう


「あはは…睨まれてましたもんね」


「あぁ…気配がしなかったから…まずいな。帰って来たら命がない」


「そんなこと、私がさせませんって」



そう言いながらトールさん達に近付くと、膝まついたままのフウさんが立ち上がり



私を無視するように、そのまま部屋から出て行こうとする


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