神様に私の全部を奪われた。【番外編】





なんだから、ツヴァイさんも紫音さんと同じ気持ちなのかと


そうじゃないんだろうけど、思ってしまい


軽くいじけるようにツヴァイさんをみる


「そんなことありませんよ」


「そうですか?」


「はい」

「うそ」


「り、凜様」


「まぁ、それは別にいいんですけど…わたし、取り敢えずこれからどうしたらいいですか?」



ツヴァイさんが紫音さんの肩をもつのは仕方がないからいいんだけど



喧嘩して部屋を出たから自分から戻るのはなんか嫌だ



「あ、そうですね…人間界に連れていくのは出来ませんが、別の部屋を用意しましょう」


「え、いいんですか?」


「はい、そのくらいでしたら」


「ありがとうございます」



ニコリと笑い頭をさげると、ツヴァイさんも笑う



「いえ、紫音様の肩ばかりをもつわけではないですよ?」


「………あ」


もしや、さっきのこと気にしてるの?



「わかりました。嘘なんて言ってすみません。信じてますよ」


「ありがとうございます」


「…いえ」


「では、お部屋の用意をしますので凜様はホールに行かれて下さい。トールと風神が待っていますから」




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